Jalan Jalan Malaysia!!
☆★☆ 5/DEC/1993〜21/DEC/1993 ☆★☆


 マレーシアはボルネオ島のサラワク州。
 ビントゥールは、その州の中でも比較的大きな都市である。
 熱帯特有の強い日差しと暑く湿った空気がまとわりつき、真冬の
 日本から来た我々にとって蒸し器の中に入れられたようである。

 現地は、乾季から雨季への変わり目で、あちらこちらでスコール
 (地元人間はシャワーと呼び、本当に浴びる!)が降っている。
 その雨水を集めて流れる川は、まるで曲がりくねった赤い蛇のよ
 うに静かに横たわっていた。
 川は、材木の筏を引く船や人々・物資を運ぶ船が頻繁に行き交っ
 ている。都市の周りは道路網が整備されているとはいえ、川沿い
 に開けた村々にとって川は重要な生活道路なのだ。

 [ビントゥールの街並み]
 ミリはフィリピン海に面した港町である。
 ビントゥールにも港はあるが、水位が浅く大きな船は入港不可。
 もちろんミリとて港は浅く、大型船は満潮を待たねばならない。
 日本から一月前に送った荷物は、予定日になっても到着しない。
 同じ船に乗せた別の荷主が金額をはずみ、別の港へ先回りさせ
 たらしいのだ。おかげで3日間も待ちぼうけだ(-ー#)。
 街はその構成人種を反映して、マレーシア語、中国語、イスラ
 ム系、英語の看板がにぎやかである。中でも中国系架橋パワー
 は大きく、個人店の多くは彼らの経営である(恐るべし!)。
 食事は、中華、マレーシア、インド(カレー)料理とバラエティ
 に富んでおり、香辛料がちょっときついがどれもおいしい(^-^)。
 それに、3人がお腹一杯食べても日本円で\2,000ちょっと!
 おすすめは、ナシゴレン(焼飯)、ビディン(わらびの炒め物)、
 カリアヤム(チキンカレー)など。訪問の際は、一度お試しを。

                      [ミリの街並み]
 郊外の森に向かうと、このような”ロングハウス”に出くわす。
 日本風に言えば、原住民が暮らす長屋と言ったところだろうか。
 全長は優に100mを越え、約20〜30家族が共同生活を送っている。
 内部は、高床式のためか思ったより涼しい。”これが人間の知恵
 なのね!”と、思わず感心する(^^)。
 そのため、端から端を結ぶ長い廊下(幅約3m)は、女性達の作
 業場や子供達の遊び場となっていた。
 さらに驚くのは、各部屋に西洋風の応接セットやテレビまである
 こと。ロングハウスの外観・先入観で判断しちゃだめなのだ(^^;
 だけど、あの椅子に座ったらきっと暑いだろうなぁ〜(^^;。

 [ロングハウス]
 今日はヘリコプターに乗り、調査地の下見に向かう。
 起伏の少ないジャングルの上空は、ほとんどスピード感がない。
 所々に平らな草地が見えるが、材木用の木を伐採した痕なのだ
 そうだ。今はだいぶ規制されているそうだが、その大部分が日本
 に輸出されていると聞くと、少し心が痛む。

 あちこちに浮かぶ雲からは、スコールが降りそそいでいる。
 その雲間からさし込む日の光に照らされて、目の前に三重の虹
 が現れた(写真だとわかるかなぁ、ちょっと心配(^^;)。
 ジャングルの緑をバックに浮かび上がり、マレーシアにいた中で
 最も印象的な光景となった。


                     [虹を見たかい?]
    ”ビントゥール、ミサイルによる空襲を受ける!!”

 地元紙のトップページを飾ったタイトルだ(よっぽど暇なのね)。
 もちろん、事前に取材を受けているので、Just joke! なのだが。

 ここでメカの説明をしよう!(ん?何処かで聞いたフレーズ(^^;)
 これは、電磁波を利用して地面の下を深度150m位までを調べる
 センサーである。世界中でもまだ10機しかない!(ほんとだよ)
 これをヘリコプターで曳航して、主に金・銀・銅などの金属鉱床、
 地質構造の調査に活躍しているのだ。中には、チンギスハーンの
 墓探し(日テレ)や徳川埋蔵金探し(テレ朝)に加担したことも
 ある(覚えている人いるかなぁ?)。
 今回の調査目的は、ジャングルに眠る石炭の調査。これを使うと
 地上を歩かなくて済み作業も迅速なので、白羽の矢がたったので
 あった。

 [ミサイルじゃないぞぉ〜!]


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