打倒西武の夢かなう


    1994年。その年、10年以上に渡った巨人と西武の争いに終止符が打たれ
   た。僕の記憶の中にほとんどない83年。小6にして初めて巨人のリーグ優勝を
   見て、日本シリーズに酔いしれた87年。今度こそはと思ったもののまさかの4
   連敗で何も言えなかった90年。そして、一生忘れられないであろう94年。今
   ここに、当時を振り返りながら、『打倒西武』の夢がかなった喜びを、時が経っ
   た今ですが記したいと思う。
        





    ■ '83年 〜 記憶にはほとんどないが‥‥ ■
    1983年。僕の中にはほとんど記憶がない。テレビで観ていたかどうかも憶
   えていないのだ。ただ83年の白熱したシリーズのことは知っている。それは、
   なぜだろうと考えてみると、きっと僕が愛読していた『リトル巨人くん』でこの
   シリーズのことが題材になっていたからかなあと思う。

◆ データで見るGL決戦 〜 '83年版 〜 ◆
第1戦 ● 巨人 3−6 西武 ○  〔巨人1敗/西武球場〕
【巨人】●江川、鹿取、定岡、加藤−山倉
【西武】○松沼博、永射、東尾−黒田、大石
【本】河埜(巨) 田淵(西)
先発・江川がわずか56球の2回でノックアウト。
第2戦 ○ 巨人 4−0 西武 ●  〔巨人1勝1敗/西武球場〕
【巨人】○西本−山倉
【西武】●高橋、松沼雅、小林、永射、木村、工藤−黒田、大石
【本】原(巨)
原が初回に2ランで先制。西本が無四球4安打完封。
第3戦 ○ 巨人 5−4 西武 ●  〔巨人2勝1敗/後楽園球場〕
【巨人】槙原、鹿取、○加藤−山倉
【西武】杉本、●東尾、森−黒田、大石
【本】クルーズ(巨) テリー(西)
8回にクルーズのホームランで1点差、9回裏に中畑がサヨナラ逆転打。
第4戦 ● 巨人 4−7 西武 ○  〔巨人2勝2敗/後楽園球場〕
【巨人】江川、鹿取、○加藤、定岡−山倉
【西武】松沼博、○松沼雅、森−伊東、大石、黒田
【本】原、山倉(巨)
   立花、山崎(西)
先発・江川が肉離れを起こし6回で降板。加藤も8回につかまる。
第5戦 ○ 巨人 5−2 西武 ●  〔巨人3勝2敗/後楽園球場〕
【巨人】○西本−山倉
【西武】高橋、永射、東尾、●森−伊東、大石
【本】原、クルーズ(巨)
   田淵(西)
原がシリーズ3本目のアーチ。9回にクルーズがサヨナラホームランで日本一に大手。
第6戦 ● 巨人 3−4 西武 ○  〔巨人3勝3敗/西武球場〕
【巨人】槙原、鹿取、加藤、西本、●江川−山倉
【西武】杉本、松沼雅、○永射−伊東、黒田
【本】大田(西)
巨人9回表に逆転するも、延長10回にリリーフ・江川が金森にサヨナラ打を打たれ決着。
第7戦 ● 巨人 2−3 西武 ○  〔巨人3勝4敗/西武球場〕
【巨人】●西本、角−山倉
【西武】松沼博、永射、松沼雅、○東尾
【本】山倉(巨)
6回まで3安打に抑えていた西本が7回に捕まり、西武が逆転で2年連続の日本一。


    それにしても、今こうして記録を見て振り返ってみても、すごいゲームが多い
   ことを感じる。僕の大好きな原さんも3本もホームランを打っている。江川が先
   発に抑えにいいところがなかったのが、大きく響いたようだ。しかし、第7戦ま
   でもつれたこのシリーズ。ぜひ、今もう1度見たい気がするのは僕だけだろうか。




    ■ '87年 〜 初めて日本シリーズに酔いしれた‥‥ ■
    1987年。もう10年以上も前になる。ちょうど小学校6年生の頃で、学校
   でも日本シリーズの話題が出ていたのを思い出す。お昼休みにラジオに耳を傾け
   たり、午後の授業でちょっとだけ教室のテレビで観戦しちゃったり、当時は平日
   でもまだデーゲームだったので、学校が終わって急いで家に帰ったりしていた。
   それぐらい、僕の中ではっきりと印象に残っている初めてのリーグ優勝、初めて
   の日本シリーズと言えるのだ。王監督になって初めてのリーグ優勝だったし、純
   粋に野球が大好きな時代だった。だからこそ、僕の中でも1番好きな時代だった。

    この年は、2年目の桑田が15勝を挙げ沢村賞、最優秀防御率などを受賞する
   など大活躍だった。逆に、13勝しながらもシーズン終了後に江川が引退を表明
   した年でもあった。ある意味、新旧交代のあった年でもあった。
    リリーフ陣では、鹿取・角が大活躍だった。

    打撃陣では、原がチーム最多の34本、95打点。打率も3割を超えた。本当
   に4番・原、ここにありを印象づけたシーズンだった。僕もすごくうれしかった。     

◆ データで見るGL決戦 〜 '87年版 〜 ◆
第1戦 ○ 巨人 7−3 西武 ●  〔巨人1勝/西武球場〕
【巨人】桑田、○加藤、水野、鹿取−山倉
【西武】●東尾、小田、森、松沼弟、森山−伊東
【本】中畑、駒田(巨)
3回に中畑の2ランなどで一気に勝ち越し。3回降板の桑田の後を引き継いだ加藤が好投。
第2戦 ● 巨人 0−6 西武 ○  〔巨人1勝1敗/西武球場〕
【巨人】●西本、広田、岡本光−山倉
【西武】○工藤−伊東
【本】石毛、秋山、清原(西)
工藤に3安打に抑えられ、2塁も踏めず。
第3戦 ● 巨人 1−2 西武 ○  〔巨人1勝2敗/後楽園球場〕
【巨人】●江川、水野−山倉
【西武】○郭−伊東
【本】ブロビッチ、石毛(西)
江川・郭の投手戦も、江川が2発に沈む。巨人は4併殺。
第4戦 ○ 巨人 4−0 西武 ●  〔巨人2勝2敗/後楽園球場〕
【巨人】○槙原−山倉
【西武】●松沼兄、小田、渡辺、小野、松沼弟−伊東
【本】原、篠塚(巨)
先発・槙原が11奪三振の完封。原がようやくアーチを放つ。
第5戦 ● 巨人 1−3 西武 ○  〔巨人2勝3敗/後楽園球場〕
【巨人】●桑田、岡本光、加藤、西本、鹿取−山倉
【西武】○東尾、(S)工藤−伊東
【本】
初回に先発・桑田が守備の乱れなどもあり、最後まで響く3失点。
第6戦 ● 巨人 1−3 西武 ○  〔巨人2勝4敗/西武球場〕
【巨人】●水野、鹿取−山倉
【西武】○工藤−伊東
【本】原(巨) 清家(西)
外野の中継プレーのまずさが‥‥。原のアーチも実らず、西武が日本一。工藤はシリーズMVPに。


    このシリーズを振り返って思ったことは、やはり西武の強さということだった。
   西武黄金時代が始まったばかりの頃で、この後何年も西武を倒すことができなく
   なるとは思わなかった。すごく悔しいという印象も残ったが、これが日本シリー
   ズなんだと、本当にワクワク楽しめていたのを思い出す。

    特に印象に残ったことをちょっとだけ書くことにします。
    まずは、第2戦、第3戦で西本・江川が先発したのですが、それで連敗したこ
   と。初戦を白星で飾っただけに、これで行けると思ってしまったのでしょう。す
   ごくがっかりしたのを思い出します。第3戦の江川先発の時は本当に走って帰っ
   たのを今でも思い出してしまいます。
    あとは、4戦目にようやく4番・原の1発が出たこと。89年の近鉄戦の時も
   そうでしたが、原は日本シリーズ途中まで全然打てないんですよね。それで、早
   く打ってくれーと思っていると、4戦目ぐらいにようやくホームランを打ってく
   れるんですよね。それが、またすごくうれしくて、たった1本のホームランであ
   そこまで喜ばせてくれるバッターは今後絶対に現れないと思うのです。

    負けてしまったけど、初めて日本シリーズを楽しめたと同時に、『打倒・西武』
   の思いを強くしたシリーズだった。




    ■ '90年 〜 4連敗で何も言えなかった‥‥ ■
    1990年。中学3年の激動の年である。前年に近鉄に3連敗の後の4連勝で
   初めて日本一の喜びを味わった。最高の年だった。全員で勝ち取った日本一だっ
   た。しかし、日本一になってもまだかなえられていない思いがあったのだ。それ
   は、もちろん『打倒・西武』の思いであった。
    この時代は、藤田投手王国の時代である。いわゆる3本柱が大活躍の時代であ
   る。先発完投が当たり前の頃だった。斎藤は2年連続20勝の最多勝と最優秀防
   御率などタイトル総ナメの年だった。桑田は14勝、槙原も最後には9勝にまで
   勝ち星を延ばした。この年、宮本が14勝、木田が12勝、香田も11勝してい
   る。それもそのはず。残り16試合を残してのダントツの優勝だったのだ。

    しかし、そのダントツの優勝が日本シリーズでの油断を生んだと言えたのかも
   しれない。

◆ データで見るGL決戦 〜 '90年版 〜 ◆
第1戦 ● 巨人 0−5 西武 ○  〔巨人1敗/東京ドーム〕
【巨人】●槙原、宮本、香田、木田−中尾、村田
【西武】○渡辺久−伊東
【本】デストラーデ(西)
渡辺久の前に、巨人3安打完封負け。
第2戦 ● 巨人 5−9 西武 ○  〔巨人2敗/東京ドーム〕
【巨人】●斎藤、広田、香田、木田−中尾、村田
【西武】工藤、○潮崎、鹿取−伊東
【本】岡崎、篠塚(巨) 伊東、デストラーデ(西)
先発・斎藤が3回KO。打撃戦は西武に軍配。
第3戦 ● 巨人 0−7 西武 ○  〔巨人3敗/西武球場〕
【巨人】●桑田−村田
【西武】○渡辺智−伊東
【本】秋山(西)
桑田は7失点完投も、西武・渡辺智の前に零封で3連敗。
第4戦 ● 巨人 3−7 西武 ○  〔巨人4敗/西武球場〕
【巨人】●宮本、水野、広田−村田
【西武】○郭、(S)潮崎−伊東
【本】村田、川相(巨)
巨人先制も、5回西武に6点を奪われ、まさかの4連敗で西武が日本一。


    今振り返っても、いつの間にか終わってしまったという印象が残った日本シリ
   ーズだったし、自慢の斎藤・桑田・槙原の3本柱でも西武打線にいいように遊ば
   れた感じだった。4番・原が打てず、「4番の差」と言われたのも本当に悔しか
   った。
    前年に3連敗から逆転したじゃん‥‥と強がったりしていたが、終わってみれ
   ばまさかの4連敗。本当に何も言えなかった。シーズンではあれだけ強かったの
   に、いざ日本シリーズに臨んでみれば、この結果。こんなに西武とは力の差があ
   ったのかと、脱帽するしかなかった。
    ただ、この時言えたことは、センター・クロマティなどまずい守備が露呈した
   ことだった。西武には打撃だけではなく、足にも守備にも負けたのだ。センター
   ラインを中心に守りを強化するといった基本をしっかりしないと西武を倒すこと
   ができないと強く思った。




    ■ '94年 〜 一生忘れられない夢がかなった年‥‥ ■
    1994年。ようやく長年の思いがかなう年がやってきたのだ。ちょうど大学
   1年の頃で、1人暮しの学生寮の狭い部屋でテレビにかじりついて応援していた
   のを思い出す。
    この年は巨人はダントツの強さを見せていたが、シーズン終盤に追い上げられ
   あの10・8で中日との同率最終決戦を迎えた。最後は、槙原・斎藤・桑田とい
   う黄金リレーと、落合・村田真・コトー・松井の祝砲で感動の優勝を飾った。た
   だ、落合の加入などで4番・原の活躍がなかった年でもあり、それが寂しかった。
   篠塚、西本がこの年に引退。ただ、松井・元木など若手が活躍し始め、村田真が
   正捕手の座に着き、川相が3割に達し、石毛で締める勝利の方程式も健在だった。
   ようやく長嶋巨人がリーグ優勝できた年でもあった。

    第1戦から少しずつ振り返りたいと思う。

    第1戦。ちょうどバイトを始めた頃で、その日はオープン準備のためお店に行
   っていたので、きちんとは見れなかった。満を持しての先発・桑田。序盤から清
   原にホームランを打たれるなど今ひとつで、6回4失点で降板。その後も中継ぎ
   陣が打たれて0−11の完敗。やはり、まだ力の差は縮まっていなかったのか‥
   ‥。そんな思いが脳裏をよぎった。

    第2戦。この日は、バイトの研修で朝の5時ごろから9時近くまで働いていた。
   研修だけど、ある意味初バイトだったので、体がクタクタになったのを覚えてい
   る。だから、ベットに横になりながら日本シリーズ第2戦を観戦していた。槙原
   と工藤の見事な投手戦だったが、槙原が投げ勝った。
    でも、この日最もうれしかったのは、4番に座った原の決勝タイムリーだ。落
   合のけがで再び巡ってきた4番の座。長年4番に座ってきたからこその思いはい
   ろいろとあったと思う。94年のシーズンは4番で活躍することができなかった。
   でも、人一倍4番に対する思いが強い原である。この場面で打てたのはそんな思
   いがあったからこそだったと思う。原と槙原の喜びのお立ち台は今でも忘れられ
   ない。

    第3戦。この日はDHで4番に座った落合がが先制に結びつく内野安打を放つ。
   足の痛みをこらえて1塁に一生懸命走る姿にジーンときた。それに応えるかのよ
   うに、松井・緒方が見事なファインプレー。90年にはなかったこの気迫ある外
   野手のプレー。これこそ強い西武の野球である。ようやくそれに肩を並べられた
   のか‥‥。そう思わずにはいられなかった。そして、延長に入って最後は桑田で
   締めた。第1戦でノックアウトされた桑田である。桑田にも4年前の雪辱があっ
   た。いつでも投げる。その気迫が桑田にそしてナインに感じられた。

    第4戦。この日も死闘だった。明らかに巨人のペースだったが、ついに好投し
   ていた斎藤が8回に捕まってしまった。4−5。あともう少しで勝利のところで、
   斎藤は降板。しかし、やはりこのシリーズの巨人は違った。9回2アウト。土壇
   場の場面で、代打・大久保の同点ホームラン。高めの球だったが、あまり使って
   もらえなかった森監督に「どうだー」と言わんばかりの意地の一振りだった。本
   当にワクワクしたね。興奮したね。しかし、最後は延長12回、木田のフォーク
   を佐々木がセンターに打ち返して、巨人はサヨナラ負けを喫した。ただ、負けは
   したが、巨人の粘り、そして西武の意地を感じた。

    第5戦。この日は奇跡に近いことが起こった夜だった。同点の場面で緒方が満
   塁ホームランを打ったのだ。誰もがまさかと思ったに違いない。僕もそうだ。だ
   からこそ、余計に飛びあがるほどうれしくなってしまった。手術を要するケガを
   負い成績不振に陥っていただけに、本人の喜びもこの上ないものだったと思う。
   そして、第1戦で先発、第3戦でリリーフ登板していた桑田が先発し、167球
   の完投。本当に桑田はすごいと思った。印象に残っているのは、清原との真っ向
   勝負で2打席連続でホームランを打たれたシーンだ。清原との対戦だけは試合を
   忘れて勝負を楽しんでいたようだ。いかにも桑田らしいと思った。あと1勝で西
   武を倒せるのか‥‥。そう思うだけで、何とも言えない思いが高まった。

    第6戦。舞台は東京ドーム。この日は初バイト、しかも昼前から夕方までだっ
   たので、試合は見れなかった。でも、優勝できたことを知ったときは本当にうれ
   しかった。何とも言えない喜びがあった。あとで、ゆっくり優勝を決めた試合は
   ビデオで見たが、最後はこのシリーズのMVPにも選ばれた槙原の完投だった。
   そして、松井のホームへの返球で見事にアウトにした場面には感動した。最後の
   試合、4番に原が座ったこともうれしかった。結局、これが原自身にとって最後
   の日本シリーズとなってしまったわけだが、長年に渡った4番としての打倒西武
   の夢は無事に果たせたことになったのではなかったか。それを今思うと、本当に
   良かったと思う。

◆ データで見るGL決戦 〜 '94年版 〜 ◆
第1戦 ● 巨人 0−11 西武 ○  〔巨人1敗/東京ドーム〕
【巨人】●桑田、岡田、宮本、水野、香田−村田真
【西武】○渡辺久、橋本、潮崎、杉山、鹿取−伊東
【本】清原、田辺(西)
KK対決は清原に軍配。桑田が6回4失点で降板。岡田・宮本・水野で7失点。
第2戦 ○ 巨人 1−0 西武 ●  〔巨人1勝1敗/東京ドーム〕
【巨人】○槙原−村田真
【西武】●工藤、石井丈−伊東
【本】
槙原が5者連続奪三振などもあり、工藤に投げ勝ち4安打完封。4番・原が決勝タイムリー。
第3戦 ○ 巨人 2−1 西武 ●  〔巨人2勝1敗/西武球場〕
【巨人】ジョーンズ、橋本、○石毛、(S)桑田−大久保、村田真
【西武】小野、●石井丈、杉山−伊東
【本】
1回に落合執念の内野安打を足がかりに先制。勝ち越した延長10回裏1死から桑田投入の継投。
第4戦 ● 巨人 5−6 西武 ○  〔巨人2勝2敗/西武球場〕
【巨人】斎藤、橋本、●木田−村田真
【西武】郭、潮崎、橋本、新谷、杉山、○石井丈−伊東
【本】松井、大久保(巨) 清原(西)
9回2死から代打・大久保の同点アーチ。延長12回、木田が佐々木にサヨナラ打を浴びる。
第5戦 ○ 巨人 9−3 西武 ●  〔巨人3勝2敗/西武球場〕
【巨人】○桑田−村田真
【西武】渡辺久、●杉山、橋本、鹿取、村田−伊東、植田
【本】吉村、緒方、コトー(巨)
   清原x2(西)
4番・吉村がホームラン。同点の場面で、緒方が満塁ホームラン。桑田が10安打完投。
第6戦 ○ 巨人 3−1 西武 ●  〔巨人4勝2敗/東京ドーム〕
【巨人】○槙原−村田真
【西武】●工藤、潮崎、石井丈−伊東
【本】コトー(巨)
再び4番は原。槙原MVPを決める7安打完封勝ちで、巨人がついに西武を破り日本一に。


    僕が巨人ファンになってからの長年の思いであった『打倒西武』の夢は94年
   にようやくかなった。それがかなった時、すごくうれしかった。感動した。うま
   く言葉では表現できないが‥‥。本当に長かったから‥‥。
    きっと多くの巨人ファンだけでなく、選手のみなさんもそれを待ち望み、いつ
   かはかなえてやると思っていたと思う。本当におめでとうという言葉を送りたい。
    これで、一区切りがついてしまったのも確かなのです。96年のオリックスと
   の日本シリーズは自分の中でイマイチ盛り上がらなかったのを考えても、今まで
   どれだけ西武というチームが巨人にとって、そして自分にとって大きなものだっ
   たかを改めて感じた。今後も『打倒西武』のような強い思いが再燃する、そんな
   気持ちを再び持ちたいものである。

    『打倒西武』の夢がかなって、選手のみなさま、そしてファンのみなさま、本
   当におめでとう!! そして、その夢を与え続けてくれた西武というチームにも
   やはり感謝の気持ちを送りたい。本当にありがとう。
執筆〜'99.6  

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