冬の旅
再び・・・
(50代からの作品)

般若寺 2004・9・26
コスモスに 手を合わせたり 石仏かな
石仏の 手合わす先に 秋桜

ノシャップに修道女の姿なし
「北の岬」も遠い日の事
2004・5・30

2004.1.1
待ちわびて 富士の裾野の 初日の出
上京を 促すような 初日の出

萩咲きて 閻魔、文殊に 会いにくる
2003,9,24 奈良白毫寺

舞う吹雪 抜けて出会いし 海猫屋
熱き珈琲も ありがたき
雨のツアー 雑踏の中に 蛍おり
秀吉も 山東ホタル 如きかな


感動を 求めしきょうは 冬花火
古都を焦がせし 山焼きよりも
有明の 海を越えゆかば さすらいの
夢追い人に 陽はまた昇る
遠き空 きみは心も 冬支度
熱き燃えたる 夢をしまいて

哀しみは 去り行く渡鳥の 泣く如く
邂逅を待つ きょうの苦しみ
君が言う 南の空に飛び立つは
夢又夢の 旅の果てなり

なにもなく 過ぎ行く時が淡々と
明け行く空に 酒と歌いて
起業して 勤め人との 相違なり
背に幾人の 重さを感じて
雪深き 町に在りけり 慕情かな
渡り鳥のごとくに 時の旅人
あの人と 戯れし日々今いずこ
夢のふるさと 北の町かな
ドラの音や 連絡船の別れなど
いずこに消えし 時の移ろい
老いていく 心に灯かり点けたるは
人妻なりて 北国の空
冬の旅 夜明けの街を 一人出て
向うは遠き 夢の果てなり
邂逅に 伊丹の空も雪景色
燃える心に 北国哀歌
退職の 届を出して 2月堂
苦行の坂は 我に響きて

雪の舞う 山間を抜け 湯煙が
見え入る先に 定山渓