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いわむら かずお
Kazuo Iwamura


1939年東京うまれ。 東京芸術大学卒業。絵本作家。栃木県益子町の里山に暮らす。 作品は海外15カ国に翻訳出版されている。

1983年「14ひきのあさごはん」で絵本にっぽん賞。
1985年「14ひきのやまいも」で小学館絵本賞。
1986年「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」でサンケイ児童出版文化賞。
    「かんがえるカエルくん」で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。
柔らかい色調で 自然の美しさや 命の神秘が描かれている14匹シリーズ も大好きですが、岩村和朗さんの絵本はどれもこれも大好きです。絵本の丘美術館が栃木県にあります。 行って見たいですね。






14ひきのねずみシリーズ

14ひきシリーズは、雑木林の中で 大家族で、暮らすねずみ一家のはなし。
移り変わる 季節や、季節ごとの 日常生活、行事が描かれている。
心の奥にある「懐かしい風景」、郷愁を 感じさせる作品。
絵本のカバーの絵と、表紙の絵が違う。


オススメ度 ★〜★★★
14ひきのひっこし  1983 童心社
14ひきシリーズの1作目。おとうさん おかあさん おじいさん おばあさん、そしてきょうだい10匹。14匹のねずみの家族の物語。 森の奥へと引っ越し家族 力をあわせて、家をたて水道をひき橋をかける。
シリーズ1作目、家族の愛と団結力、そして自然と共存する生活が素晴らしいですね。
★★★


14ひきのかぼちゃ 1997 童心社
おじいさんにもらった、命の粒、かぼちゃの種。子どもたちが育て、守り、世話をしている。 見事なかぼちゃができるまで、季節も少しずつかわっていく。
かぼちゃの芽 なかなかでない 「本当にいきてるのかな?芽が出たよ、生まれたよ」 生命の息吹や成長の様子、収獲することの喜び、自然への愛が静かに語られています。
★★★


14ひきのさむいふゆ  1985 童心社
寒い冬、14匹は、暖かい部屋でそりを作る者、とんがり帽子ゲームを作る者、台所ではおばあちゃんが お饅頭を作っている。雪がやんで、外でそりあそびを始める。
14匹は、寒い冬だけど、その季節ごとの楽しみ方を知っています。雪だるまが  ネズミの形で可愛らしいですね。
★★★


14ひきのピクニック  1986童心社
春の光があふれた日、皆でおにぎり、水筒を持って野原へでかけた。
行く先々での 春の花、虫、生き物との出会い、生命が息吹く力強さと、春が来た喜びいっぱいのお話です。 土筆の間を歩く家族、飛んで行くたんぽぽの綿毛の絵が大好きです。
★★★


14ひきのおつきみ  1988 童心社
ねずみたちは、木を登り、枝の上でお月見をする。「お月さんありがとう。たくさんの実りをありがとう。 やさしい光をありがとう。」自然への感謝
木登りの絵はダイナミックで立体感があって、自分の目線は、ねずみの低い目線になります。 月が出るまで、刻々と変わる空や、森の美しい色。そして、見開きのページににまんまるの大きな月と  横一列に並んで眺めている15匹(14ひきと私)。読んでいるうちに、絵本の中に吸い込まれていました。
★★★私の中の1位


14ひきのせんたく  1990 童心社
梅雨が明け朝から暑い日、たくさんの洗濯物を持って川へ行く。夏の太陽の下、洗濯しながら川遊び。水が冷たくて いい気持ち。
去年、子供達と、川遊びに行った事を、思い出しました。14匹もとても気持ちよさそうです。
★★★


14ひきのあきまつり  1992 童心社
色づいた美しい秋の森で、10匹とおばあさんがかくれんぼ。だけど ろっくんだけが、みつからない。ろっくんを 探していると、きのこや、かえるや、どんぐりが秋祭り。
隅から隅までろっくんを、探しました。
★★★


14ひきのこもりうた 1994 童心社
夕方、お父さん達が帰宅し、おばあさんが洗濯物をとりこんで、夕飯を作って、お風呂を沸かして、 夕ご飯を食べて、1日の出来事を話して、着替えて本を読んでもらって、子守唄をきいて皆、夢の中。
夕方から、寝るまでの日常が、ゆったりと、ほんわかと流れていきます。懐かしい温かな心地よさを感じます。 「湯気のにおい、煙のにおい、夕方のにおい」、、そうそう、夕方のにおいありますよね。 我が家では、最大の戦争状態の時間帯、こんな、ゆったりと過ごしてみたいものです。
★★★私の中の2位


14ひきのとんぼいけ 2002 童心社
暑い夏の終り、とんぼがいっぱいのとんぼいけ。ひぐらしが鳴き始めた夕焼けの道。赤とんぼと一緒に帰ろう。
はぐろとんぼ、おにやんま、きいととんぼ、ものさしとんぼ、 おおるりぼしやんま、しょうじょうとんぼ、ぎんやんま、しおからとんぼ、のしめとんぼ・・たくさんのとんぼがいるね。
★★








かんがえるカエルくん 福音館 1996
カエルくんとネズミくんが考えている。ミミズの顔はどこにある?空はどこからどこまで? キミはキミなのにどうしてボクなの?
カエルくんもネズミくんもとてもかわいらしいです。コマ割りの挿絵で、バタバタアニメを 見るかのよう。考え悩む姿も、解決(?)した姿も楽しくてかわいらしい。小さい時は色々興味を持ったり、不思議だったり、 そんなことも考えたっけ・・・なんて大昔を思い出しながら。笑。
★★★


まだかんがえるカエルくん  福音館 1998
「この道は誰の道?どこに続く道?」「カエル君、ねずみ君の好きなもの」「心はどこにある?」の三篇
素朴な疑問が可愛いですね。カエル君の好きなものに 「蚊」「アブ」「クモ」とか「草むらの日陰」「畑の日陰」「田んぼの日陰」・・・笑ってしまいますが、ホントそうですよね。 心はどこにある?では5歳の息子も真剣な眼差しです。そいうい私にだってわかりません。
★★★


もっとかんがえるカエルくん  福音館 2002
「夜はどこから来るの?」→「夜は静かだね」→「みんな寝るからだ」→「なぜ夜寝るのか」 →「昼起きているからだ」。他「カエル君の夢、夢は誰が考える?」
夢には二つあったんですね、起きている時の夢と寝ている時の夢。
★★★


よーくかんがえるカエルくん 福音館 2004
「雨はどうしてふるの?」「命はどこにある?」「誰から生まれた?」「じゃあ、父さんと母さんは誰から生まれた?」
根底に「命」「生きる」というテーマがあるように感じます。素朴な疑問とカエルくんの哲学が展開します。
★★★








ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ  偕成社
山奥の町への最終列車にのった旅人。居眠りして目を覚ますと、周りには誰もいない。駅からは、動物達が次々と乗ってくる。旅人は、 みつからないように帽子を深くかぶり、コートの襟の中に顔を埋めて、動物達の話を聞いていた。動物達の身の上話、そして 生き延びるための会合に向かうところだと知る。
旅人に気づいた猿と動物達の驚いた顔の表情、心臓が止まりそうなくらいドキドキしました。
★★★


タンタンのずぼん   偕成社 1976
おばあさんが作ってくれた タンタンのズボンはだぶだぶで、吊り(サスペンダー)は長すぎる。 その吊りを 竿にかけて、ぶらんこしたり、電車ごっこしたり、たんたんは、いろいろなことができるボンが大好き。
吊りってこんなに使い道があったんですね。笑
★★★



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