英語とフランス語のコミックス
「オペラ座の怪人」に関係ありそうな漫画・コミック本を、いろいろサクサク見てみましょう。
コーナーの性格上、それなりにネタバレしていますのでご注意下さい。
ガストン・ルルーによる「オペラ座の怪人」の原作小説はこちらへ。
「オペラ座の怪人」の関連小説やファンフィクションはこちらへ。
「オペラ座の怪人」と名のつく映画や海外ドラマはこちらへ。
ミュージカル「オペラ座の怪人」のCDはこちらへ。
他のミュージカル作品は、ミュージカルなCD屋さん出張所へどうぞ。
Last Modified: 07/10/2009
当サイトの内容の無断転載は、程度にかかわらず固くお断り致します。
リンク先の各サイトのご利用は、ご自身の責任でご判断ください。
|
■Part 1 |
|
|
|
| 一応ガストン・ルルーの原作小説を下敷きにしているものの、細部はわりと自由にストーリーをふくらませています。ところどころ1925年のロン・チェイニー主演映画の設定もパクら……リスペクトされています。フルカラーです。全体に漂うムードは、とにかく重くて暗くてやるせないです。 絵もおどろおどろしいですが、アーティスティックといえばアーティスティックです。エリックの悲劇性も、クリスティーヌとの関係も、かなり濃密に描かれています。クリスティーヌとラウルの「不幸な」結婚生活を創作しているところも目新しく、後をひきます。 やっぱり「オペラ座の怪人」は、これぐらい暗い方が気持ちが良いです。妙なドリームが入ってない分、かえってロマンティックに思えます。 .......... (書いた時期: 大昔過ぎて不明) |
| この欝コミックは、 * PHANTOM OF THE OPERA (amazon.com) * この英語コミック本は、こちらでも買えます (amazon.co.jp) ああ暗い。今となってはなかなか難しいですが、ぜひ探してもらってください。 詳しくは、Caliber Comicsのサイトのこちらもどうぞ。 |
| 1991年 Adapted by Mitchell Perkins / Painted by Wanda Daughton Innovation Books |
|
| 小説"CANARY TRAINER"や"ANGEL OF THE OPERA"に続き、またも「シャーロック・ホームズ vs. オペラ座の怪人、夢の対決!」です。このほかにもいろいろあります。よっぽど誰でも思いつくネタなんでしょうか。かく言う私も以前ヒマつぶしに書いてみたことがあります。若気の至りです。 「対決もの」ということで、こういう作品はだいたい「ホームズ vs. 怪人」に重点が置かれるため(そりゃそうだ)、エリックとクリスティーヌの関係の描写はどうしてもおざなりで、他のキャラに至っては空気扱い。ところがこのコミックは、「ホームズ」キャラと「オペラ座の怪人」キャラの絡ませ方が割と上手いように思えます。「空白の三年間」時代にペルシアを旅したホームズ先生は、「生きる屍エリック」の噂を聞いており、「ペルシア人」ともファーストネームで呼び合う仲、なんだそうです。 さてお話は、パリ・オペラ座に「オペラ・ゴースト」が出没。頭を悩ますモンシャルマン・リシャール両支配人と伯爵フィリップがはるばるベーカー街まで相談に。あとは例によって例の如く展開しますが、意外にもこの話の真の主役はドクター・ワトソン。亡き妻メアリへ追慕の念をつのらせる彼が、エリックの孤独に理解を示す展開は、なかなかホロリとさせてくれます。この作者はスーザン・ケイの「ファントム」もお好きなようで、エリックの飼い猫の名前も「アイシャ」だったりします。 .......... (書いた時期: 大昔過ぎて不明) さて、このコミックもずいぶん前から絶版。おすすめしていても微妙に空しかったのですが、何とここに来て再登場。"Sherlock
Holmes: The Cases of the Twisted Minds"に載っているそうで、よかったよかった。また買い直すのも面倒とは思いつつ、手元にあるのは大した長さでもないのに二部に分かれたペラッペラな代物なので、一冊にまとまっているのはうれしいです。それにしても、時が経てばそれなりにいろいろと復刊されるものですね。特にファントム関連は、ぐるっと一回りしてちょうどそういう時期なんでしょうか。 .......... (07/10/2009) |
| この「ホームズ対ファントム」コミックは、 2009年5月発売のこの本に収録。もう一本「ホームズ対ジキル&ハイド」のコミックも。ぜひどうぞ。 中身のサンプル画像は、amazon.comや、出版元のサイトのこちらで見ることができます。 旧版については、Caliber Comicsのサイトのこちらをどうぞ。 他の「ホームズ vs. オペラ座の怪人」のパスティーシュは、「小説の怪人たち」や「脚本と楽譜の怪人たち」をどうぞ。 |
| 1994年 STORY by Steven P. Jones / ART by Aldin Baroza Caliber Comics 2009年 Transfuzion Publishing |
|
「バットマン」のElseworldsシリーズから。「バットマン」と「オペラ座の怪人」のパラレルものです。フルカラーです。どこかで見たようなおなじみポーズの表紙からして、ファントム・ティストがあふれております。さて、「バットマン」の中でファントムを連想させるキャラといえば、まず当然バットマン。黒マントにマスク姿で暗いバットケイブに引き篭っているんですから、そのまんまといえばそのまんまです。他方、顔半分ぐちゃぐちゃで屈折した性格のトゥー・フェイスも、これまたそのまんまといえばそのまんまです。というわけで、「この物語でファントム役を担当するのはバットマン?それともトゥー・フェイス?」と気になっていましたが、
アメコミの苦手な方はダメかもしれませんが、わたくし個人的に、非常〜におすすめしたいです。特に、バットマンやファントムのダークな面がお好きなあなたに、ぜひ。 .......... (書いた時期: 大昔過ぎて不明) |
このコミックは、 * BATMAN: Masque (amazon.com)* この英語コミック本は、こちらでも買えます (amazon.co.jp) 私は本当におすすめしたいです。ぜひ探してもらってください。 作者のサイトwww.mikegrell.comのこちらでは、表紙の大きい画像も見られます。 |
| 1997年 STORY & ART by Mike Grell / COLOR & SEPARATIONS by Andre Khromov DC Comics (Elseworlds Series) |
|
フルカラーです。一応これも「夢の対決」なんでしょうか。ターザンです。何が悲しゅうてジャングルの王者ターザンが、はるばるパリのオペラ座くんだりまで出張して「オペラ座の怪人」と戦わなきゃならんのか。考えてもたぶんよくわかりません。とにかく、いろいろあってオペラ座にやって来たターザン。その時偶然にも、若き歌姫クリスティーヌが怪人にさらわれた!!なんだかこのパターン多いなぁ。かくして物語は進行し、ターザンに追いかけまわされるファントム、ターザンにボコボコにされるファントム、ターザンに情けをかけられるファントム、ターザンに説教されるファントム……、いやーん。 ただ、面白いのはクリスティーヌのキャラクター。自分のキャリアを何よりも大切にし、ハンサムな恋人の甘い言葉に惑わされず、ファントムの顔も恐れず、思いやりがあり、決断力もあり、「自分の人生は自分で決める!」とキッパリ言い切り、最後はターザンとファントム両方を仕切ってます。これのどこがクリスティーヌなんだと言われればそうなのですが、新鮮ではありませんか。それにラストも一応ハッピーエンドのような気がするので、まあ良かった良かった。うんうん。 他には「フランケンシュタイン」「ジキル & ハイド」がらみのストーリーも収録されています。またしてもモンスターつながりでございます。ファントムの扱いはゲスト悪役キャラ以上でも以下でもありませんが、素敵な登場シーンもたくさんあります。 .......... (書いた時期: 大昔過ぎて不明) |
| このコミックは、 * この英語コミック本は、こちらでも買えます (amazon.co.jp) 絶版になってしまう前に、なるべくお早めにどうぞ。 |
| 1997年 by Lovern Kindzierski with Stan Manoukian Dark Horse Comics |
|
| これはコミック本ではありませんが、独立系のコミック出版社から出た新刊本で、数多くの有名イラストレイターが「オペラ座の怪人」を題材にして競作しました。この触れ込みにかなり期待したんですけれども、「原作の怪人たち」のこのへんでも触れましたように、残念な結果に……。参加者の多さだけが自慢の同人誌を見ているようです。 .......... (02/10/2005) |
| この「原作小説の英語訳+イラスト本」は、 * この洋書は、こちらでも買えます (amazon.co.jp) 私はおすすめしたくないですが、ユニークな一冊ではあります。お好みでどうぞ。 発行元のBlack Coat Pressのサイトのこちらでは、イラストの一部を見ることができます。 |
| 2004年 by Gaston Leroux Adapted in English by Jean-Marc & Randy Lofficier / Cover by David Taylor ...with Illustrations by: Hilary Barta, Juan Roncagliolo Berger, Luciano Bernasconi, Stephen R. Bissette, Bret Blevins, Mark Bode, Fernando Calvi, Douglas Carrel, Caza, Mike Collins, Gianluca Costantini, Rich Faber, Seth Fisher, Gerald Forton, John Gallagher, Manuel Garcia, John Heebink, Sam Hiti, Ladrönn, David Lafuente, Steve Leialoha, Alfredo Macall, Chris Malgrain, Mike Manley, Francesco Mattioli, Mauricet, Paolo Ongaro, Fernando Pasarin, Manuel Martin Peniche, Olivier & Stephane Peru, Alberto Ponticelli, Paul Pope, Mike Ratera, Edmond Ripoll, Denis Rodier, Steve Rude, Eric Shanower, Jay Stephens, Ron Sutton, Dave Taylor, Timothy II, Rick Veitch, Pete Von Sholly, Mike Vosburg, Phil Yeh, Thomas Zahler Black Coat Press |
|
……という新作が出るらしいと。タイトル通り「オペラ座の怪人」の前日譚らしいと。若きエリックのペルシアでの大活躍or悪行三昧を描くらしいと。これはアクション物なんでしょうか。ホラー物?何とも言い難いですが、楽しみです。.......... (09/25/2005) で、とりあえず第一巻。ペルシアの市で皆を驚かせる魔術師エリックが、職務に忠実なダロガと出会い、宮殿での仕事をゲットして、可愛いお姫さま(この絵だとあんまり可愛く見えませんが、たぶん可愛い設定のはず)を暗殺者から救って仲良しに……、まで話が進みましたよ。ずいぶん真っ当な冒険活劇になっていて、ちょっとびっくり。原作リスペクト度の高さにも、これまたびっくり。エリックにしてはありえないほど性格がまともなような気がするのですが、このまま第二巻、第三巻と続くうちに、ちゃんと屈折してくれるのでしょうか。 .......... (02/15/2006) さて、全三巻が出揃ったところで、改めて感想を。どうしても絵柄のインパクトに目が行ってしまいますが、ガストン・ルルーの原作小説にとても忠実なコミック化だと思います。原作でペルシア人(ダロガ)は、「マザンダランの薔薇色の時代」のエリックの行動についていろいろ語っていますが、そのほとんどを上手く冒険活劇風にアレンジして登場させています。 エリックの人物像は、まだどこか青臭く、まだどこかに希望を持っている青年。体型も原作通りガリガリ君。建築に魔術に投げ縄にとあらゆる方面で才能を発揮し、賞賛され、ほのぼのした描写が続きます。宮殿内に様々な細工を施す劇的ビフォーアフター的展開も笑えます。しかし、尽くしてきたスルタンには裏切られ(これは原作通り)、その他にもいろいろ裏切られ、ダロガの助けでペルシアから逃亡。自分が世間に受け入れられるなどと言う甘い幻想は捨てて、やがて暗い目をしてパリに……。 良く出来た前日譚ではないでしょうか。私が残念だなと思うのは、尺が足りないのかそれともそういう演出が好きなのか、肝心のクライマックスが物凄い説明ゼリフの嵐になってしまったところ。できればもう少し絵で引っ張って欲しかったです。 「オペラ座の怪人」の過去物語として、アクションをお好みならこのコミック、もっとロマンスをお好みならスーザン・ケイ作の「ファントム」、泣けるのがお好みならケイト・マクマランの子供向けリライト版、と言うことで。 ![]() .......... (02/13/2007) さて、今年になって「コレクティッド・エディション」が登場しました。この一冊に既刊の三冊分の内容が収録されています。表紙も一新。さらに追加の書き下ろしで、ガストン・ルルーの原作小説の第一章を新たにコミック化。この絵柄&文字のごちゃごちゃ具合と、そもそもの第一章の内容自体のごちゃごちゃ具合の相乗効果で、何だかよくわからないカオスなパワーを放っております。 作者はこのままちょっとずつ原作をグラフィックノベルにしていくつもりなのでしょうか。そうなったらそうなったで面白そうです。クリスティーヌの顔はとんでもなく雑になるでしょうが。 というわけで、今から新しく買おうという方は、こちらをどうぞ。 .......... (08/27/2008) なんだかんだでせっかくのユニークな作品なのに、今までずっとamazon.comの扱いオンリーで面倒でしたが、ようやく日本のamazon.co.jpでも買えるようになったみたいですね。よかったよかった。 .......... (09/22/2008) |
| このコミック(全三巻)は、 この第一巻の中身のサンプルは、amazon.comで試し読みできます。 * THE TRAP-DOOR MAKER: A Prequel to the Phantom of the Opera (Book 2) (2005) (amazon.com) 第二巻の表紙は、さそりグッズと戯れるエリック君の図。 * THE TRAP-DOOR MAKER: A Prequel to the Phantom of the Opera (Book 3) (2006) (amazon.com) 最終巻の表紙は拷問部屋の構想を練るエリック君の図。2006年12月出版でした。 ……以上の三冊で完結です。 さてその後、 * この洋書コミックは、こちらでも買えます (amazon.co.jp) 一冊にまとまって2008年6月に登場。ぜひどうぞ。日本のアマゾンでも買えるようになりました。 中身のサンプル画像やストーリーなどは、出版元のサイトのこちらでも見ることができます。 |
| 2005年-2006年 WRITTEN & ILLUSTRATED by Pete Bregman Treehouse Animation Comics 2008年 WRITTEN & ILLUSTRATED by Pete Bregman COVER ART by Basil Gogos Neck Bolt Publishing |
フランス語のコミックス |
|
フルカラーです。ここに挙げた数々の「オペラ座の怪人」コミックスのうち、原作忠実度なら文句なく第一位でしょう。さすがフランス発!パチパチパチ! 伯爵フィリップもマダム・ヴァレリウスもペルシア人も登場するし、墓参りシーンも仮面舞踏会もペルシアでの回想シーンもあるし。あ、そういえば樽もいっぱい出てくるし。唯一の例外は、クリスティーヌ・ダーエの恋人役が、ラウルから新聞記者ルールタビーユにすげ替わっていることだけです……って、ダメじゃん。そりゃ原作者は同じだろうけど、いいの?それで??? この一点以外は本当に原作通りに話が進むんですけどねえ。もったいない。 やさしいフランス語と色のついた絵で「オペラ座の怪人」を味わいたい方にはおすすめです。絵柄については、もはや何も触れますまい。 .......... (06/30/2001) |
| このバンド・デシネは、 * この仏語コミック本は、カナダのアマゾンでも買えます (amazon.ca) ぜひどうぞ。 |
| 1989年 D'apres Gaston Leroux Scenario: Andre-Paul Duchateau / Dessin: Bernard-C Swysen Soleil Productions |
|
で、こちらはROULETABILLE #2 の続編になります。フルカラーです。今やミラノのスカラ座でプリマドンナとなったクリスティーヌ・ダーエと、その婚約者(!)ルールタビーユ君。そんなクリスティーヌに、謎のカリオストロ伯爵と黒ミサ集団の魔の手が伸びます。陰になり日なたになり、クリスティーヌを助けようとする謎の人物が登場。その正体は、やっぱりついて来ちゃったエリックです。でもこのエリックがもう凄まじいまでの役立たず。甲斐性なし。捕まってんじゃないよ……。ルールタビーユに助けられてんじゃないよ……。なんだかんだでよりいっそう愛を深めつつ、旅立っていくクリスティーヌとルールタビーユなのでありました。ついでにエリックのストーキング行為もまだまだ続くのでした。めでたし、めでたし。 奥付を見ると、このシリーズはさらに巻を重ねていくらしいのですが、やっぱり今後もこんな調子でわけのわからぬストーリーが展開するのでしょうか。もうこれ以上確かめる気力がわきません。助けて〜! .......... (06/30/2001) |
| このBDは、 * この仏語コミック本は、カナダのアマゾンでも買えます (amazon.ca) * または、こちらからどうぞ (amazon.com) 前作がものすごく気に入った方だけどうぞ。 |
| 1996年 D'apres Gaston Leroux Scenario: Andre-Paul Duchateau / Dessin: Bernard-C Swysen Soleil Productions |
![]()
原作の怪人たち #1 #2 #3 / 小説の怪人たち #1 #2 #3 #4 / 脚本・楽譜の怪人たち #1 #2 / 舞台の怪人たち
映画の怪人たち #1 #2 #3 / ガイドの怪人たち / コミックスの怪人たち #1 #2 / えほんの怪人たち #1 #2
こんなのあったね的怪人たち / とりあえず怪人たち / CD & DVD
ミュージカルなCD屋さん出張所 / ドラマな本屋さん出張所 / 飛び出す絵本屋さん出張所

amazon.com
ご利用方法・送料はHELP DESKへ。

日本のアマゾン
En partenariat avec amazon.fr
フランスのアマゾン
ご利用方法・送料はHELP DESKへ。
カナダのアマゾン
Amazon.com等からの画像は、Associateとして使用を許可されているものです。
![]()
Beware the Phantoms of the Opera...
オペラ座の怪人がいっぱい!
コミックスの楽しいお話は