必要な材料

- アルミダイキャストケース
- 好みの色の着色用スプレー
- 非鉄金属用メタルプライマー
- 金属磨き
- 耐水ペーパーやすり
- (アルミ)ワイヤー
- 新聞紙
塗装手順
磨きます

金属たわしでごしごしと磨きます。
ヤスります

#800〜1000番の耐水ペーパーでヤスります。その後 水洗いをして汚れを落とし、乾燥させます。
ワイヤで浮かせて下準備

スプレーしやすいようにアルミワイヤで浮かせます。地面や新聞紙等に直接置くと垂れたペンキで張り付いたりくっついたりしてしまいます。それを防ぐためにワイヤで浮かせた状態を作ります。
プライマーをスプレー
(写真なし)
アルミにはペイントが乗りにくいということでプライマーをスプレーします。 アサヒペンのメタルプライマースプレーを使いました。乾燥させるので次の作業は1週間後(単に週末に少しずつ作業しただけです)。
デカールで穴を塞ぐ

可変抵抗器の回り止め穴をデカールで塞いでおきます。ペイント後に回り止め穴が隠れることを期待してやっています。 小さい穴なのでできる業で、大きい穴だとヨレヨレになってしまってダメでしょう。
デカール乾燥もかねて次の作業は1週間後。
いよいよ、色をスプレー

ペイントをスプレーします。
ゆっくり乾燥。薄めに吹いて、重ねます。いろいろと忙しくて2回目の重ねスプレーは3週間後でした。
デカールを貼り込む
次の作業はさらに2週間後になってしまいました…
プラモデルに詳しい人に聞きました。「モデラーズ」のクリアデカール(D801-480, カルトグラフ社製)にアルプスのプリンタ(MD-1000)で印字したものを貼りました。ネットで見つけたフリーフォント。貼った様子が下の写真。

またまた1週間ほど乾燥させます。
いよいよ完成

いよいよ完成!
今回は手抜きをしてデカールの上からクリアを吹かなかったですが、デカールの保護のためにもクリアを吹いたほうがいいでしょう。
重ね塗りをする場合の注意事項
塗料の相性の相関関係
アルミケースへ塗装する際、塗装面にレタリングを入れてその上から保護剤を吹くというような場合においては、塗料の種類によって上塗りが出来ないことがある。あとから吹いた塗料の溶剤が既にある塗膜を侵すわけだ。
筆者の経験ではホームセンタで売られている水性アクリル塗料(缶スプレー) にインスタントレタリングを行った後にレタリング固定剤(缶スプレー)を吹いたら、アクリル塗膜が浮いてしまったことがあった。下地とレタリング固定剤の塗料の種類にも十分留意する必要がある。
塗料の性質を含めて記述しているページのURLを記す。
プラモデル用塗料の種類(ラッカー・エナメル・水性アクリル系塗料)、特徴や販売メーカー、相性等の相関表
重要なポイントを以下に引用する。次の表に示される関係を参照されたい。
塗料の相関表 ラッカー アクリル エナメル ラッカー △ ○ ◎ アクリル × △ ○ エナメル × ○ △ 表の中の◎や△の意味は下記の通りです。
◎・・・・下地の塗料を溶かすことなく、重ね塗りが可能
○・・・・重ね塗りは出来るが下地の塗料をわずかに侵してしまう
△・・・・重ね塗りは出来るが同じ種類の塗料なので、素早く塗らないと下地を侵してしまう
×・・・・下地の塗料を侵してしまう為、重ね塗りは出来ない
と言う感じになります。
この依存関係に反して塗装を行おうとするときは、十分に注意する必要がある。エアブラシなどを用いて薄く吹いて、塗料が対象物に着く前に溶剤が気化して下地を侵さないように期待する、などの工夫が求められる。
重ね塗りの事例
後に写真を掲げるシンセ用パネルでは、筆者は次のように塗装している。なおこれを行った季節は夏である。
- 下準備
- 表面をオービタル・サンダでやする
- 中性洗剤で洗う
- メタルプライマ、「スーパーマルチ ミッチャク剤」を缶スプレー
- 乾燥
- 塗装
- 一部マスキングして缶ラッカー(赤)(東急ハンズのハンズセレクト商品。)をスプレー
- 数十分後にもう一度 缶ラッカー(赤)をスプレー
- 数分後にマスクをはずす
- 数時間乾燥
- マスク位置を替えて缶ラッカー(紫)をスプレー
- 数十分後にもう一度 缶ラッカー(紫)をスプレー
- 数分後にマスクをはずす
- 再塗装 (上記をもう1セット行う)
- 1週間ほど乾燥
- スクリーン印刷(そのうちやり方を記述する予定。)にて文字入れ。塗料は「アクリル・ガッシュ」(水性)。
- 一部失敗したのでインスタントレタリング((“i・c”だったか“maxon”だったか。))を貼り込む
- 1週間ほど乾燥
- クリアを吹く
- 使用したのは「タミヤ アクリル塗料(水性)」
- レタリングもアクリルであるため、勢いよくスプレーすると文字が溶けて流れてしまう恐れがある
- そこでエアブラシを用いて、濃度を調整し、薄く吹くことを繰り返した
- 1週間ほど乾燥して塗装完了
雑感
本ページを見てエフェクタをペイントされたと思しきホームページを発見した。曰く「WEBで見たページではいちいち1週間とか2週間とか乾燥させていたがそこまではやっていられない…」。ごもっともである。しかし会社勤めで忙しくなると平日は睡眠時間を確保することに必死で、製作活動は週末のちょこっとしか作業できない、しばしばそんな状況である。
別ページで紹介しているエフェクタもある週末は基板作り、それからしばらく週末ごとにチューンアップ、ようやくケースの加工、色塗りで2ヶ月、それからホームページ作りなどということもざらである。作業が思うに進まずあいだがあいてしまう、しかしそんな空いた時間が色塗りをしたり、スピーカのエンクロージャを作ったりという作業には巧く作用しているのだと信じたい。(2002.09.15記)
