エクス・アン・プロバンス(Aix en Provence)

 コートダジュールから見るとプロバンス地方の入り口にあたるこのエクス・アン・プロバンスは画家セザンヌの生まれ故郷である。さて我が家は相変わらず車 で観光。高速から街に一直線に向かったが、エクスの街の外周道路一方通行攻撃に行く手を阻まれ、やっと駐車場を発見した。さて、ここからどうしようか。ま ずはツーリストオフィスに行って地図をもらった。なんと日本語のガイド地図ありで、やっぱりどこも日本人が現れるのだ。しかしこの街は雰囲気がよい。オ フィスの前には大きな噴水があり、そこから広がるエクスの表参道は両側街路樹があり、木漏れ日が心地よい。表参道にはいくつも泉があり、これもまた良い。 ということで「だっこだっこ」とせがむ我が子Hを「小さい公園行こう」と叱咤激励しながら歩かせた。


パビヨン・ド・バンドーム

aix1
 途中にHotel de Ville(市庁舎、ホテルではない)があり、これまたイタリア建築風で感じがよい。結局20分以上歩いて町外れにあるパビヨン・ド・バンドームという庭 園付き元貴族の建物にたどり着いた。ここは某「歩○方」に「市民がのんびりと昼休みを過ごす憩いの場所」と書いてある。左右対称に巻き糞状庭木があり、中 央に噴水。奥がやはりイタリア建築風の建物だ。ここでお弁当のおにぎりを食べ、一休み。う〜ん日本人。やっぱり心地よい。Hも「コーエン、コーエン」と走 り回っている。ここまで来ると観光客がいない。落ち着くなあ… でも「歩○方」には建物の中も見学できると書いてあるが、正面の入り口はがっちりと閉まっ ている。裏に回ったが、入り口のようなものはない。またしても「やられた」!


タピスリー美術館

 続いてまたブラブラと歩き出して、エクスの教会にたどり着いた。ここの一番古いところは5世紀あたりに作られたらしい。でもやっぱり閉まってました。時 刻は2時頃。そこで隣にあるハズのタピスリー美術館を狙ったが、どうも見つからない。おかしい。入り口はどこだ。もしかしたら昼休み中かもしれない。とり あえずカフェで休むことにした。2時半頃には開くかな〜と思いながらも入り口らしいところを探してみると「あった〜」開いていた。窓口には「午後は2時か らだよ〜ん」と書いてある。なんだやっぱフランス時間だぜ。(注) 中には壁にいっぱいタピスリーがぶら下がっている。なかでもキリストさん受難の連作が 印象的でした。ここでふと思ったのだが、実はパビヨン・ド・バンドームも昼休みだったのかなあ…

(注)フランス時間α:フランスの約束時間=日本の約束時刻+α、α=30分ならまだ良い方


グラネ美術館

 さてタピスリー美術館を後にして途中泉を見たり、裁判所を見たり、エクス名物菓子カリソンを買ったりしながらぶらぶらと向かったのがグラネ美術館。エク スといえばセザンヌ、セザンヌといえばエクスというほど有名なのが画家のセザンヌであるが、ここにはセザンヌの絵が置いてあるらしい。中にはいると…あっ た〜セザンヌの絵と彫刻だ。でも最初の部屋の数点だけで、後はグラネさんが描いた絵ばっかであった。な〜んだ。やっぱり入場料がタピスリー美術館と同じ 10FFだけのことはある。地下の考古学系展示物はよくわからず、最後はまたぶらぶらと駐車場に帰ることにした。途中4匹の海豚の泉で写真を撮ったりして 車に戻った。さて、これでエクスはお終い。


セザンヌの道

 と思いきや、最後に車でセザンヌの道"Route de Cezanne" と呼ばれている田舎道を突っ走った。目の前に現れたのがセント・ビクトワール山、セザンヌがいっぱい題材にした山らしい。頂上には十字架があり、聖地らし い。急遽目に入ったセザンヌの風車"Moulin de Cezanne"の文字。よくわからず車を止めたが、風車の羽根などどこにもない。建物は風車っぽいけど。でもそこからのセント・ビクトワール山がとって もきれいなので写真を撮って、ついでに奥の細道に入ってみたけど墓場だ。もうセザンヌの道は終わってしまったけどしかたがないのでそのまま先に進んだ。徐 々にセント・ビクトワール山の白い岩肌が近づいてきた。道も狭くなり、くねくね山道になってしまったのでビックリ。これが夜だと大変だけど、太陽燦々だか ら問題なし。かなり歩いた1日であったが、木陰も多く、心地よい楽しい1日でした。めでたし、めでたし。 aix2