blog そらのはて ・
小人たちが騒ぐので
今月 (2012年1月) / 前回(2011年12月)/
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次は知的好奇心という意味で特に興味深かった展示。「社史」「社会史」が多いのは、そういう展示に面白さを感じる歳になってきたということ?
4月「第5回展
鯰絵の世界」@印刷博物館
5月「宝石サンゴ展」@科学博物館
7月「「美を結ぶ。美をひらく。」II 不滅のシンボル 鳳凰と獅子」@サントリー美術館
7月「大横須賀と金沢」@神奈川県立金沢文庫
8月「東京の交通100年博〜都電・バス・地下鉄の“いま・むかし”〜」@江戸東京博物館
10月「「モチハコブカタチ」―かばんのトップメーカー、エースのデザイン展」@東京藝術大学大学美術館
10月「生まれて400年〜30年
今も生き続ける 日本のロングセラー商品展」@印刷博物館
11月「鎌倉×密教」@鎌倉国宝館
12月「「時間旅行展」〜生活と通勤電車の進化〜」@鉄道博物館
12月「森永のお菓子箱
エンゼルからの贈り物」@たばこと塩の博物館
鯰絵の世界は開催時期と題材にも関わらず、「被災者にお見舞い申し上げます」的な、形式的なエクスキューズが一切なかった潔さに感心。そして、江戸末期の大震災後の直後に、その地震すらも笑い飛ばすエネルギーがあった祖先に感動。
サンゴ展は宝石のサンゴとは何か初めて理解したので(←無知)。鳳凰と獅子は取り上げた対象の広さが楽しくて。大横須賀は地元(近隣)トリビア。東京の交通と時間旅行展は主に鉄オタ的な角度での社会史の面白さ。エースカバンはスーツケースの輪切りで解体した空中展示が妙にダミアン・ハースト的な面白さだった。ロングセラー商品と森永は長く販売されている商品の魅力を改めて認識したという点で。というか、後者は会場で流れていた当時のCMでのキャンディーズの今でも新鮮な魅力に驚く。
鎌倉×密教は、着眼点の面白さもさることながら、毎年正月にいつも拝んでいる地元のお寺のご本尊が、実はこんなにも怒った顔立ちだったことを初めて知った衝撃(^^;; 不動明王なので、憤怒の表情だとは予想していたたけど、まさか顔をひどく顰めるほどの激怒だったとは…
香り展とか、虎屋の和菓子職人の世界とか、メジャーなものだと「ヴェネツィア展」とか、他にも色々思い浮かぶところを見ると、こういう分野の展示は昨年も結構、充実していた気が。もしかしたら、国内では、純粋な美術の展覧会より、こういう展覧会を見るのに注力した方が、今は幸せなのかも。
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昨年は記録が3月以降、殆ど残っていないので、見た展覧会を確定するのに、まず苦労した。メモの地名(六本木とか)とbloc上で「済」の展覧会を比較して、この日にこれを見たらしい、と自分の過去を推理w
例年の1/3くらいしか行ってなかったので、何とか把握できたというか。
そうやって、ようやく思い出した昨年の数少ない「見に行った展覧会」から、「2011年に見た展覧会」として書いておきたいと思ったのを10個選ぶと、こんな感じ。
1・2月「琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―」@出光美術館
5月「ヘンリー・ダーガー展」@ラフォーレミュージアム原宿
5月「特別展
写楽」@東京国立博物館
6月「五百羅漢―増上寺秘蔵の仏画
幕末の絵師 狩野一信」@江戸東京博物館
7月「大英博物館 古代ギリシャ展」@西洋美術館
7月「生誕130年
橋口五葉展」@千葉市美術館
11月「伊東深水−時代の目撃者」@平塚市美術館
11月「「美を結ぶ。美をひらく。」IV
南蛮美術の光と影」@サントリー美術館
12月「アルプスの画家 セガンティーニ―光と山―」@損保ジャパン東郷青児美術館
若干の補足。琳派は千葉の「抱一展」の方が重要だろうけど、個人的には出光の「銀の抱一」という見せ方の方がより印象的だった。ヘンリー・ダーガー展は(意外にも)文句なく充実。写楽は「全部入り」の分り易さと質
量が、さすが東博という感じ。狩野一信は今年1つだけ選ぶなら、これしかない筈。見世物小屋的なワクワク感がありつつ、実は正統的な展覧会。古代ギリシャ展は巡回展だけあって優等生的な展示の上手さに
、(普通の年ならまず選ばないのだけど)まともな展覧会を余り見る機会がなかったからか、昨年は素直に感心。橋口五葉と伊東深水は画家を深く知ることができた点で。特に(やや下品な気がして)元々余り好きではない伊東深水なのに、その魅力を知ることができた後者には感謝。南蛮美術は殉教者の火刑の図の切迫感に、時代を超えて心を打たれた。セガンティーニは展覧会としては
やはり物足りないものの、サンモリッツでの美術館の印象を思い出せたことに。
あ、そうだ。10個と言いつつ、上に9個しか無いのは、残りひとつは見に行けなかったMIHOミュージアムの芦雪展ということで。行っていたら、必ず加えていたと思うので。
1/1
あけましておめでとうございます。今年こそは平穏無事に。そして、少しだけ前に。
ここ数年の1月の日記を見たら、毎年、展覧会の総括をしているので、今年も一応書いておくことにします。
振り返ってみると、2011年は「展覧会が見られなかった」年だったなと。個人的にも会社の大トラブルに半月埋もれてしまったり、試験で自粛した月があったりしたうえ、展覧会自体もあちこちで延期されたり、中止されたりしていた。一番痛かったのは、長い年月を掛け、少しずつ常識化してきた(と思っていた)夜間開館を行うという気運が、節電の名のもとに、一気に萎んでしまったこと。
何かが有ったときに本質が問われるという意味では、なぜ夜間開館を行うのかという理念自体が日本の美術館(の大半)には元々無かったとしか。そんな中、三菱一号館美術館だけは、震災後早い段階に(様々な工夫を通して)復活させていて、続けようとするその意思に強く感動した。…その頃はヴィジェ・ルブラン
な気分にはとてもなれなかったので、夜間開館には行かなかったんだけど(^^;;
都内での年間ベスト美術館というアワードがもし有ったなら、迷わず三菱一号館美術館に投票したい。
というところで、1/1はお終い。実際の展覧会の話はこれからの2日分で。元日に(だけ)長い日記というのも美しくないので。…まぁ、実時間では既に2日分遅れてますけど。
ちなみに、年末から元日に掛けては、過去日付で止まっていた某所を現在まで追い付くのに大変でした。ニヶ月も前からだったとは…
そんなわけで、この日記の過去は更に放置中…
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